一般的に、公務員は身分が保障されているため、簡単には職を失うことがありま

 

せん。とりわけ、裁判官の場合は身分の保障が強力になっていて、失職するのは

 

極めて限定された場合に限られています。簡単に懲戒免職になるということが無

 

いのです。裁判官の身分を失わせるためには、罷免の訴追を行って、

 

特別な手続きを進めていくことになります。

 

 

大きく分けて、訴追手続き、罷免の訴追事件の裁判、という2つの段階がありま

 

す。厳正な手続きを経た上でなければ、裁判官を罷免することはできないので

 

す。裁判官というのは、公務員の中でも非常に重要な役割を担っている職業なの

 

で、特別な手続きを設けているのです。

 

 

裁判官の罷免の訴追を行う機関は、訴追委員会という組織です。

 

衆議院と参議院から、それぞれ10名が選任され、合計20名の訴追委員によって

 

組織されています。裁判官の罷免に関する裁判において、

 

一般の裁判での検察官のような役割を果たします。

 

 

裁判官が職務上の義務に著しく違反しているなど、極めて限定された場合にの

 

み、訴追委員会による罷免の訴追が行われます。

 

そして、罷免を求める裁判において、罷免の事由があると判断された場合、裁判

 

官は職を失うことになります。