日本における国民による審査制度は、現在は最高裁判所裁判官に対する審査の

 

みです。

 
国民による投票を行い、最高裁判所裁判官が職務に適切な人物であるかどうかの

 

審査を行います。

 
内閣によって任命される最高裁判所裁判官は、任命後の衆議院議員総選挙と同

 

時に審査が行われ、その後は10年を超えるごとに衆議院議員総選挙に合わせて

 

再び審査が行われる仕組みとなっています。

 
投票用紙には審査対象となる裁判官全員の氏名が記されており、投票者は罷免

 

すべきと思う裁判官の氏名の上の欄にバツ印を記入し、罷免すべきでないと思う

 

裁判官の氏名の上の欄は空欄のままにします。

 
バツ印以外は何も記入してはならず、それ以外の記号が記入された投票用紙は

 

無効票として扱われます。

 
審査の結果、国民の過半数が罷免を求める票を投じた裁判官は、不信任として

 

罷免されることになります。

 
ただし審査の投票率が1%に満たなかった場合は、審査として成立しないと見な

 

され、たとえ過半数の票を投じられていたとしても罷免はされないと規定されてい

 

ます。

 
審査の告示は衆議院議員総選挙の公示と同時に行われます。

 
その際、国民に投票の判断材料の一つとしてもらうため、審査対象となった裁判

 

官の経歴や担当した主な裁判の判決について記載した「審査公報」が市町村か

 

ら配布されます。