資格回復裁判請求事件の裁判とは、裁判官がなにかしらの理由(仕事をしてい

 

く上での違反、もしくは裁判官の信用を大きくなくすような行動をした時)で罷免の

 

裁判によって罷免され資格が停止した後、その本人が資格回復の自由を元に請

 

求して起こすことが出来る裁判の事です。

 
なぜ、そもそも罷免の裁判が存在するかという事ですが、まず罷免の自由は国

 

民には与えられていません。そのかわりに、国民の代表である国会議員がかわり

 

にこの罷免の裁判を行うことになっています。

 
判決によって資格が停止されると、経済的だけでなく社会的にも非常に苦しい

 

立場になりがちです。罷免の目的は正しくない裁判官をやめさせることですが、刑

 

罰のようにその個人を処罰するためのものではないので、5年経過した上で特別

 

な理由(上記のような経済的な理由に加え、慎ましい生活を送るようにしていた

 

等)があればそのような請求を起こすことが出来るようになります。

 

もしくは、罷免が適切でなかったという新しい証拠があった場合もこの裁判を行う

 

ことが出来ますが、新しい証拠によって認められたことは今のところありません。

 

ちなみに、これまでのなかで罷免の裁判が行われたのは9件(そのうち実際に罷

 

免になったのは7件)あって、資格回復の裁判jは6件(そのうち回復されたのは3

 

人)ありました。資格を回復された人に共通している事は資格停止中に非行など

 

がなく、法律家としての道を再度歩もうと努力していたことで、また法律家以外の

 

道がなかったという事も認められた理由の一つだったと考えられます。